鈴木蘭々氏、自身の経験活かし理想のオーガニックコスメを追求

粧業日報 2018年7月25日号 5ページ

鈴木蘭々氏、自身の経験活かし理想のオーガニックコスメを追求
 1996年と1997年の2年連続でCMの女王に輝き、タレントだけでなく女優やアーティストなど活躍の場を広げてきた鈴木蘭々氏は、芸能活動25周年の節目を迎えた2013年にWOORELL(ウーレル)を立ち上げ、2014年から自身がプロデュースする基礎化粧品ブランド「ナリアコスメティクス」を展開している。

 13歳で芸能界の世界に入り、肌荒れとは元々無縁だったが、10代から仕事でメークをし続けたことが肌に大きな負担となり、25歳を過ぎた頃から深刻な肌荒れに悩まされた。

 この時、オーガニック成分由来のクレンジングオイルと出会い、「今までメークを落とすのにも肌がしみて痛みがあったが、これは全く痛みがなく、使うアイテムによって肌への使用感が全く違うことに気づいた」という。

 こうした肌荒れに悩んだ自らの経験に加え、日本で初めて防腐剤完全無添加のフリーズドライ化粧品を開発した化粧品OEMメーカー「キレートジャパン」との出会いが、化粧品ビジネスを手がけるきっかけになった。

 ナリアコスメティクスのブランド名の由来にもなっている希少な高山植物「サポナリアプミラ」の幹細胞エキスをはじめ、様々な植物由来美容成分をフリーズドライ製法で閉じ込めた美容液「セル フュエル セラム」を2014年12月に発売し、化粧品ビジネスの第一歩を踏み出した。

 さらに、2018年7月にはブランド第2弾商品として、エキストラバージンオリーブオイルの20倍以上の抗酸化力を持つタマヌオイル配合の美容オイル「タマランスキンオイル」を発売した。

 ナリアコスメティクスは自社ECを中心に展開しており、販促に関しては鈴木氏のAmebaブログやインスタグラムのフォロワー約1万人への紹介をはじめ、国際化粧品展への出展などで着実に認知を広げている。

 「まずは日本で売上を積み重ねていき、将来的にはアジアをはじめとした海外にも展開していきたい」
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