資生堂、IFSCCミュンヘン大会2018で「最優秀賞」受賞

資生堂、IFSCCミュンヘン大会2018で「最優秀賞」受賞
 資生堂は、化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミュンヘン大会2018(IFSCC Congress 2018)」(9月18日~21日、ドイツ・ミュンヘン)で、口頭発表基礎部門の「最優秀賞」を受賞した。

 533件の研究(口頭発表:85件、ポスター発表:448件)が発表された中、江連智暢(えづれとものぶ)主幹研究員の研究テーマ「皮膚のアンチエイジングシステムをターゲットした新たなスキンケア」が選ばれた。

 今回の受賞は、第24~29回に続く7大会連続、隔年開催の「IFSCC Congress」の間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めると通算26回目(うち最優秀賞は22回)となり、世界の化粧品メーカーの中で他社の追随を許さない最多の受賞回数となった。

 なお、江連主幹研究員は第28回パリ大会から3大会連続の「最優秀賞」受賞で、同一発表者による3大会連続受賞は史上初の快挙という。

 今回の受賞に際しては、加齢によって失われる真皮の幹細胞が、高齢者であっても皮脂腺の周囲には十分に存在していることを見出した点が評価された。

 真皮の幹細胞は、真皮の細胞のもととなる細胞であり、これを活用することで真皮の若返りにつながることが期待されるといい、同社ではこの知見を基に新たなスキンケアへの応用を目指す。
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