化粧品専門店 絵梨邑、人が見放す商売の継続で成長へ

週刊粧業 2018年10月22日号 41ページ

化粧品専門店 絵梨邑、人が見放す商売の継続で成長へ
 68年もの間、経営を続けてきた絵梨邑は、1階の化粧館(約30坪)では、アルビオン、資生堂、ディシラ、カネボウ、コーセー、ヒノキ肌粧品、肌箋舎、ハリウッド化粧品といった制度化粧品のほか、専門店では珍しく舞台用化粧品「三善」を取り扱う。

 2階(同)のコットンショップでは、服飾用の生地や糸などを販売する手芸と洋裁の専門店を営んでいる。

 埼玉県化粧品小売協同組合の理事長に就任している村岡孝雄社長は、県内の他店の状況にも明るく、80歳近くの高齢にも関わらず、現役で店頭に立ち、経営を盛り立てている。

 村岡社長は、「人が段々見放す商売を続けることが重要である」との考えから、化粧品と服飾用品の販売を継続している。

 長きにわたって地域に根付いてきた同店の取り組みについて、村岡社長と村岡治子専務に話を伺った。

舞台用化粧品「三善」が
独特な集客力を発揮

 創業時、カネボウ化粧品の販売からスタートした同店は、来店する顧客が欲しがるブランドを導入することで発展してきた。現在の同店で1番の売上を誇るのは資生堂、新規顧客となる若年層を呼び込むのはアルビオンだ。

 またブランドでは「肌箋集28」がリピーターを徐々に増やしているという。

 化粧品専門店では珍しい「三善」は、独特な集客力を発揮している。

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