コーセー、海外進出50周年記念式典を香港で開催

粧業日報 2018年10月25日号 1ページ

コーセー、海外進出50周年記念式典を香港で開催
 コーセー(小林一俊社長)は10月18日、同社初の海外進出となった香港で「コーセー香港50周年記念式典」を開催した。続いて翌19日には中国 上海で「中国コーセー30周年記念式典(上海)」を開催した。

 同社は2012年度から業績を大きく進展させており、2026年には売上高5000億円を目指している。その成長ドライバーの一つが海外事業であり、現在約25%の海外比率を、2026年には35%以上にすることを目指している。

海外事業のスタートは50年前の香港から

 「コーセー香港」の設立は1968年で、同年にフィリピンに進出、続いてハワイ、シンガポール、マレーシア、韓国、台湾、インドネシア、タイ、そして1988年には中国に進出した。

 当時、各地域の化粧品コーナーは、カテゴリー別、生産地別の陳列、販売が基本で、カウンセリングという販売概念はなかった。

 カウンセリングに基づいて最適な商品を推奨する日本の販売方法は、受け入れてもらうのに苦労した。だが現地スタッフの日本での美容研修や、日本からの美容メンバー派遣などでカウンセリングが徐々に受け入れられるようになった。

 地元の有力小売業も、日本の美容業界を視察するなどしてカウンセリングに理解を示すようになったことなどで、コーセーのコーナー展開が本格化した。

 一方、「コスメデコルテ」のサロン活動を地道に続けたことでブランドのファンを徐々に増やしていった。

 1年前まで8年間、国際事業部を担当していた小林正典常務 マーケティング本部長は、「アジア戦略の中でもとくに中国の影響力は強く、波及効果も大きい」と語る。

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