都粧協、平成31年新年祝賀会を開催

粧業日報 2019年1月23日号 1ページ

都粧協、平成31年新年祝賀会を開催
 東京都化粧品装粧品小売協同組合(以下、都粧協)は1月10日、「平成31年新年祝賀会」を都内ホテルにて開催した。

 第1部 セミナーでは、みずほ証券 リサーチグループエクイティ調査部 佐藤和佳子シニアアナリストによる記念講演「新時代に向かう日本の化粧品市場」が行われた。



 まず佐藤氏は、化粧品市場を所得という切り口で分析し、「直近10年は中間層の購買金額が減少傾向にあったが、2014年、2017年と持ち直しつつあり、内需もやや上向いてきている」と分析し、その要因について働く女性が増えたことにより、メークアップやクレンジング、スキンケア(特にアンチエイジング)が伸びていることや、フェイスマスクや時短コスメが支持を集めていることを挙げた。

 また、市場の約1割を占め、年々売上が拡大傾向にある男性化粧品についても触れ、「女性が男性に経済力を求めなくなる中、男性は見た目がより重要になってきている。今の若者は最低でも化粧水までは使うようになっている。整髪料が伸び悩んでいるのは、若者が減り、中高年が増え、髪の毛の総量が減っているからではないか」と独自の視点で男性化粧品市場を分析した。

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