資生堂、日用品大手2社と店頭販促物の物流を統合

粧業日報 2019年2月1日号 2ページ

資生堂、日用品大手2社と店頭販促物の物流を統合
 資生堂、ライオン、ユニ・チャームの3社は、小売店の店頭・売場で設置する販促物の物流業務を統合し、2019年5月より共同配送を開始する。

 3社は2016年から小売店での店頭メンテナンスを行う合弁会社「ジャパンリテールイノベーション」を通じて、商品の陳列・店頭メンテナンス機能の強化などを目的に協業をスタート。店頭メンテナンスにとどまらず、新たな価値提案について協議を重ねる中、販促物の物流効率化を進めることでも意見が一致した。

 昨今の物流環境の変化に対し、3社が共同で配送することで輸送効率を改善し、「物流環境負荷の低減」(包装資材の共通化や同梱配送・共同配送によるトラック台数の減少、物流コストの抑制・削減)、「小売店の業務負荷低減」(同梱配送や共同配送による荷受け時間の短縮、保管スペース縮小によるバックヤードでの作業効率化)につなげていく。

 共同配送の開始に向けては、3社共通の販促物管理システムを開発・導入し、愛知県小牧市にある外部の物流センターを活用していくという。
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