2018年のオーラルケア市場規模、前年比1.9%増の2405億円

週刊粧業 2019年6月3日号 1ページ

2018年のオーラルケア市場規模、前年比1.9%増の2405億円
 オーラルケア市場は、ハミガキ、ハブラシを中心とした高価格帯製品の好調による平均単価アップに加え、洗口剤や歯間清掃具の併用率・使用率増加にともない、市場規模は拡大傾向が続いている。

 2018年市場(1~12月、ライオン調べ)は、前年比1.9%増の2405.3億円で堅調な推移を示した。主要4カテゴリーは、ハミガキが2.1%増の979.1億円(市場構成比40.7%)、ハブラシが1.3%増の558.8億円(同23.2%)、洗口剤が4,0%増の340,7億円(同14.2%)、デンタル用品(歯間清掃具)が3.5%増の181.9億円(同7.6%)となった。

 そのほか、義歯用品は0.2%増の268.9億円、口中ケア剤は1.3%減の75.9億円となっている。

ハミガキは高価格帯が主流に
洗口剤は頻度上昇で高成長

 日本歯磨工業会が発表した2018年出荷実績によると、ハミガキ(練/潤製・粉他)は数量(前年比0.1%増)に対し、金額(0.8%増)の伸長率が高く、単価の高い付加価値型製品が好調に推移している。

 価格帯別では、ボリュームゾーンの200~500円未満の中価格帯が堅調に推移して構成比約4割を占める中、ライオン、花王、サンスターの大手3社がマーケティング投資を厚くする500円~1000円未満と、通販系を中心に新規参入が増えている1000円以上の高価格帯が大きく成長し、構成比も40%台半ばまで拡大した。

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