化粧品業界、ポジティブアクション推進で女性活躍社会を先導

週刊粧業 2019年9月23日号 1ページ

化粧品業界、ポジティブアクション推進で女性活躍社会を先導
 政府が推し進める働き方改革の一環として、女性の多様な働き方を尊重する気運は年々高まっており、官民を挙げて就労制度を充実化させる動きが活発化している。

 男女雇用機会均等のさらなる推進を目指し、女性の採用拡大や管理職登用などに向けた積極的な取り組み「ポジティブアクション」に加え、2016年4月に施行された「女性活躍推進法」は今年6月に改正法が公布され、企業の取り組みもさらに活発化すると思われる。

 改正法が公布されるようにまだ道半ばの状況だが、女性に向けた製品やサービスが大半を占め、その提供者として多くの女性が活躍する化粧品・美容業界が、女性活躍社会づくりをリードする存在でありたいところだ。

業界経験者の獲得で人手不足解消へ
資格取得を機に復職する女性が増加

 多くの女性が活躍する化粧品・美容業界では、結婚・出産による離職が課題としてある。業界経験者でありながら復職・再就職に二の足を踏んでいる女性は少なくない。

 人口減少にともなう人手不足が深刻化する中、そうした貴重な人財を活かすことが業界課題となっており、人財育成・獲得支援施策に注目する企業は増えている。

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