PALTAC、最先端技術とロボティクスを駆使したRDC埼玉を竣工

粧業日報 2019年10月24日号 1ページ

カンタンに言うと

  • バラ出荷の生産性を既存センターの2.5倍に
  • ケース出荷、世界最速の1時間700ケース
  • 既存センターも歩行距離の短縮で生産性向上
PALTAC、最先端技術とロボティクスを駆使したRDC埼玉を竣工
 PALTAC(糟谷誠一社長)は11月、埼玉県北葛飾郡にRDC埼玉を稼働する。

 昨年8月に稼働したRDC新潟で採用した新システム、SPAIDを進化させた。最先端のAIテクノロジーとロボティクスを駆使し、効率的で高精度な物流システムを構築した。最新の設備導入で自動化率を向上しロボットの適用範囲を拡大した。

 ピースピッキング、ケースローディング、ケースピッキングで、それぞれ異なるAIロボットを採用し、全体最適を図った。

 バラ出荷の生産性はRDC新潟で既存の2倍に高めたが、今回それを上回る2.5倍となった。年間出荷額は1200億円を計画している。

 稼働に先立ち、このほど、竣工披露会見を行い、センターの概要や新技術、生産性向上の取り組みなどを説明した。

 RDC埼玉は圏央道・幸手インターから車で約8分の工業団地にある。敷地面積約2万坪、延床面積約1万4000坪の規模で、年間出荷額1200億円を計画している。投資額は230億円で、出荷額はRDC新潟の約5倍の規模となる。

 センターの特徴について、田代雅彦取締役専務執行役員は次のように説明した。

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