薬 マツモトキヨシ 銀座みゆきAve.店、近隣店舗との共生を実現

週刊粧業 2019年10月21日号 30ページ

薬 マツモトキヨシ 銀座みゆきAve.店、近隣店舗との共生を実現
 ドラッグストア大手マツモトキヨシホールディングスは、PBをはじめとした商品開発力、マーケティング力、店舗運営のノウハウにより、店舗展開を拡大させている。

 また、アジア圏で展開するドラッグストアチェーンを目指し、国内のみならず、海外への進出も強化している。

 訪日外国人も多い銀座に昨年オープンした薬 マツモトキヨシ 銀座みゆきAve.店における販売展開について伺った。

1階はインバウンドニーズに対応
訪日客への情報発信を積極化

 2018年6月にオープンした銀座みゆきAve.店は、みゆき通りを挟んだギンザ シックスの向かいに位置し、買い物目的の日本人や外国人観光客が訪れるため、両者のニーズに応える商品展開を強化している。

 銀座5th店を中心に、500メートル圏内に7店舗を構えるマツモトキヨシは、ポイントカードやLINEを活用した顧客分析データを武器に、店舗が近接している中でも、各店舗が顧客のシェアを取り合うことなく、共存関係を構築している。

 同店は、1階と地下1階の2層構造になっており、1階入口付近には、インバウンドニーズに対応する化粧品、奥部には健康食品やサプリメントバーを設置している。

 入口から向かって左側では、インバウンド層へアプローチする商品陳列を行っている。男性化粧品の展開も積極的に行っており、同社では2店舗目という「資生堂 メン」を取り扱っている。地域特性から、百貨店からの来店客を意識した品揃えを強化している。

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