三葵コーポレーション、ユニークな海外製容器を一挙紹介

週刊粧業 2020年1月20日号 10ページ

三葵コーポレーション、ユニークな海外製容器を一挙紹介
 化粧品容器メーカーの三葵コーポレーションは、本社工場(愛知・岡崎市)にてメーク用コンパクトとボトル容器の企画開発・製造までの一貫生産体制を整えている。

 並行して台湾・上海・タイの海外3拠点を活かしてユニークな海外製容器の取り扱い強化もしており、同社初となる海外製容器をまとめた「別冊カタログ」も制作中だという。

 第10回化粧品開発展では、別冊カタログの完成に先立ち、バリエーション豊富な海外製容器を広く展示・紹介する。

 「海外製容器をメインに展示する」。同社は展示会への意気込みをこう語る。

 「顧客ニーズの多様化に対応するため、近年は海外拠点と連携し海外製容器の取り扱いを強化している。これまでの展示会では自社オリジナル容器を中心に展示してきたが、今回は取り扱い容器のバリエーションの豊富さと当社の提案力をアピールする場にしたい」(同社)

 海外製容器からは、口紅・リップ・グロス容器やスティック状容器、チーク用ポンポンパウダー容器など近年のトレンドを踏まえ、機能性とデザイン性を両立した容器を軸にラインナップする。

 同社の主力製品である化粧品用コンパクトは既に、高級ブランドから通販コスメ、プチプラコスメまで幅広いブランドで採用実績を持つ。コンパクトと関連性のあるポイントメークやカラーコスメの容器を揃えることで、新規業界参入を目指す企業に加え、既存顧客のシリーズ拡充や新製品の企画を後押しする。

 自社で開発・製造を行う化粧品用コンパクトからは、様々な加飾技術を施した汎用(一般向け)シリーズを紹介するとともに、汎用シリーズを利用したセミオーダーの提案も行う。

 セミオーダーでは、上蓋パーツのみ金型を起こすサービスが、フルオーダーよりもコストを大幅に抑えられ、かつブランドのコンセプトや世界観を表現できると好評を得ている。コストパフォーマンスの高いサービスとして改めて紹介するという。

 さらに、環境配慮材料を使用した新製品も初披露する。

 本社工場を軸に推進するサステナビリティへの取り組みから、ボトル容器の製造時に発生する不良品を利用してメーク用コンパクトを製造する社内循環型モデルの構築を目指している。

 「環境対応は力を入れて取り組んでいる分野の一つ。環境配慮型の次世代容器として展示し、来場者の反応を見たい」

 また、メーク用コンパクトでは新製品の開発も進めている。パテントが取れ次第、発売する。

 さらに、今年は7月8・9日に本社工場のある愛知・岡崎市で開催される「第7回ものづくり岡崎フェア2020」に初出展する。

 「岡崎市とその周辺地域は地場産業が盛んなので、化粧品とは異なる分野の技術や製品・サービスを持つ企業や大学と新たなつながりを持ち、企業の成長だけでなく、地域社会に貢献できるビジネスモデルを築いていきたい」(同社)
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