メナード、ヒトの皮膚から色素幹細胞の分離培養技術を確立

訪販ジャーナル 2020年3月16日号 5ページ

メナード、ヒトの皮膚から色素幹細胞の分離培養技術を確立
 日本メナード化粧品は、藤田医科大学応用細胞再生医学講座(赤松浩彦教授)、皮膚科学講座(杉浦一充教授)と共同で、ヒトの皮膚からメラニン生成を行っている色素細胞(メラノサイト)の起源となる「色素幹細胞」を効率的に分離・培養する技術を確立した。

 今後、これまで困難であった色素異常の発症メカニズムの解明や創薬・基礎研究の進展に向けて同技術を応用していく。

 皮膚や毛髪の色に大きな影響を与える色素であるメラニンは、メラノサイトと呼ばれる細胞で作られるが、色素異常が生じる原因の多くはこのメラニンの増加、あるいは減少によるもので、その機序として、メラノサイトによるメラニンの産生量の異常や、メラノサイト自身の増加ないし減少がある。

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