アルビオン、アラカルトコスメで若年層の新客獲得めざす

週刊粧業 2020年7月6日号 27ページ

アルビオン、アラカルトコスメで若年層の新客獲得めざす
 アルビオンでは、今年4月に全国の化粧品専門店で発売を開始したナチュラルコスメシリーズ「IGNIS iO(イグニスイオ)」を通じ、単品使いも組み合わせ使いもできる「アラカルトコスメ」という今までにない切り口でコスメをもっと楽しく、気軽に選ぶスタイルを提案している。

 同シリーズは、「これまで化粧品専門店に足を運んでいなかったスキンケアビギナーである若年層の新客獲得を命題」(企画部プランナー 松谷美幸氏)とし、従来のようなブランドが推奨するシステムにとらわれず、気軽で自由に自分の感性で好きなコスメを楽しく選びたいという若年層のニーズに対応している。

 発売時のラインナップは全24種32品で、厳選されたヘルシー素材をそのままギュッとつめこんだような5種の美容液「ピューレ」をはじめ、クレンジングや洗顔、化粧水、スパイスケア、UVカット、ボディケア、フレグランス、雑貨の9つのカテゴリーを展開している。

 商品開発部の岩上英里香氏は、手に取りやすくするための工夫として「スタイリッシュさと可愛さを兼ねた、興味を惹くパッケージデザインにこだわった。また、その日によって使いたい化粧品が異なる人に向けたアラカルトコスメとして、使い切れるサイズで展開することにより、気軽に試しやすい価格を実現している」と語る。

 発売後の状況に関しては、「緊急事態宣言の発令直後といった特殊な状況下での発売となったが、解除後はSNSをきっかけに新たなお客様の来店につながっている」(松谷氏)という。

 同社では今後、イグニスイオシリーズのさらなる認知拡大と新客獲得に向けて、7月にアルビオングループで初となるミストタイプの化粧水「ハーバルスキンウォーター」のプロモーションを、SNS広告も含めて展開する。

 商品面では6月にハンドケア、7月にヘアケアの新商品を投入し、楽しく選べるシリーズのさらなる強化を図る。
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