アクアコスメラボ、コロナ禍のリニューアルで距離感意識した活動推進

週刊粧業 2020年8月31日号 7ページ

カンタンに言うと

  • 薬局機能やデジタル活用で顧客とのつながり維持・強化
  • アトリエ アルビオンの併設で増客に意欲、PBサプリも開発
  • 会員向けにオンラインサービスもスタート、モニター会員も構想
アクアコスメラボ、コロナ禍のリニューアルで距離感意識した活動推進
 中屋薬局は5月28日、コスメセレクトショップ「アクアコスメラボイオンモール日の出店」(東京・西多摩郡)内に、アルビオンの主要4ブランドを展開する「ATELIER ALBION(アトリエ アルビオン)」を併設して移転リニューアルした。

 コロナ禍の状況にあって、当初の予定から約1.5カ月遅れてのオープンとなったが、新規来店者層などにリニューアル効果を感じている。

薬局機能やデジタル活用で
顧客とのつながり維持・強化

 同社は、西東京と神奈川県を商圏に調剤薬局を併設した地域密着型のドラッグストアとコスメセレクトショップを展開している。

 コロナ禍では、薬局を母体とする商流を活かし、感染拡大の影響で供給不足に陥るマスクや手指用消毒アルコールなどの衛生関連製品を仕入れ、各店の地域住民に向けて販売を行ってきた。

 「アクアコスメラボ イオンモール日の出店」は、同社初の化粧品専門店業態として2014年にオープンした。薬局での接客や悩み相談から商品を提案する経験・ノウハウが、各店での化粧品販売でも成果を上げてきたことで、専門店業態の運営に乗り出した。

 オープン後は「アルビオン」と「コスメデコルテ」の2ブランドを軸に体験型に特化した店づくりを推進してきた。

 今回のリニューアルは当初、4月10日を予定していたが、緊急事態宣言の発令を受けて施設の休業により、約1.5カ月遅れてのオープンとなった。

 まだ収束の目途が立たない状況にあるが、営業部長の岡部仁史氏は「オープンから1カ月間は、既存顧客を中心に来店、売上も想定したほど悪くはなかった」と表情を和らげた。

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