井田両国堂、広島店新設で物流網整備は一段落

粧業日報 2020年9月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • アフターコロナ見据え体制を整備
井田両国堂、広島店新設で物流網整備は一段落
 井田両国堂の前期売上高(2019年11月期)は、インバウンド需要の取り込みに加え、全般的にメークアイテムの動きが良かったことなどにより、前期比5.8%増の1745億円となった。

 今上期(19年12月~20年5月)は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う入国制限によりインバウンド需要が大幅に減少したことに加え、4月に緊急事態宣言が発出され、外出自粛や百貨店・バラエティストアにて臨時休業が行われたことの影響を受け、9%の減収(777億円)で推移している。

 下期については、昨年10月に消費税率引き上げに伴う駆け込み需要が想定以上に発生したことから引き続き厳しい状況が続くと予想しており、通期では10~15%の減収を見込む。

 なお、前期の業態別売上構成比は、ドラッグストアが50%、百貨店・バラエティストアが30%、量販店が14~15%、その他が5~6%となっており、「構成比についてほとんど変化はみられない」(井田社長)という。

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