ドラッグストア業態、各社がニューノーマル対応を推進

週刊粧業 2020年10月19日号 27ページ

カンタンに言うと

  • 食品等を起点に郊外型が好調、ワンストップショッピングに対応
  • デジタル施策やPBに注力、顧客接点創出で販促強化
ドラッグストア業態、各社がニューノーマル対応を推進
 経済産業省発表の商業動態統計によると、ドラッグストアの家庭用品・日用消耗品・ペット用品売上は2月以降、前年比2ケタ増と好調な一方で、ビューティケア(化粧品・小物)売上は3月以降、2ケタ減と低調が続いている。

 コロナ禍の外出自粛やテレワークの浸透、インバウンドの消滅などにより都市型店が大きなダメージを受ける一方、食品や日用品の品揃えを強化した郊外型店では来店客数の増加から好調が続いている。

 従来のような対面販売が難しくなる中、ドラッグストアにおける化粧品販売もニューノーマルへの対応が求められる。

食品等を起点に郊外型が好調
ワンストップショッピングに対応

 ドラッグストアでは、半径1㎞・人口1万人と言われるほど小商圏化が進んでいる。そのため、従業員も顧客を認識しやすく、地域の「かかりつけ」的役割も期待されている。

 昨今はコロナ禍の外出自粛に伴う、食品や日用品の需要拡大による好調が印象的だが、コロナ禍を経て人々の健康意識がますます向上する昨今、ドラッグストアの地域における役割はさらに重要性を増していると考えられる。

 時代が大きな変化を迎える中、ドラッグストア各社もニューノーマルの生活へ対応を進めている。

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