ケイズ、化粧品コンシェルジュとして容器からOEMまで総合的に提案

週刊粧業 2021年2月22日号 11ページ

ケイズ、化粧品コンシェルジュとして容器からOEMまで総合的に提案
 ケイズ(本社=石川県金沢市)では、コロナ禍でも容器とOEMに精通した「化粧品コンシェルジュ」として業容を着実に拡大し、今期(2021年3月期)実績が2ケタ増で着地する見通しだ。

 強化している取り組みや重点施策、来期の抱負について角嶋一幸社長に話を伺った。

 ――「コロナ禍を乗り切る」をテーマに、強化している取り組みや今年の重点施策をお聞かせください。

 角嶋 こんな時代だからこそ、私たちは化粧品コンシェルジュとしてお客様のお困りごとに対してどこまでついていけるか、想いにどれだけお応えできるかを必死に貫いていくことが大切だ。

 コロナ禍でお客様との1回の面談が貴重な時間となっており、「この原料をこの容器に入れ、こういう販売方法を行えばこれだけの利益が得られる」といったような、2歩も3歩も進んだ具体的なプレゼンテーションができるかが重要になっている。

 OEMをはじめ、容器から原料まで全てを対応する「トータルプランナー」として、お客様へ総合的に提案する営業にシフトしていかなければ、これからの時代は生き残れないだろう。

 ケイズとしては、そのためにも製造現場から容器調達など、様々なところで社内管理体制の整備に努めている。

 こうした取り組みを進めてきた結果、お陰様でコロナ禍において今期実績は2ケタ増で着地する見通しだ。

 ――来期はどのような取り組みに注力していきますか。

 角嶋 コロナ禍では知恵を絞り、どこに投資すればお客様にとって良い影響をもたらすのか、そうした点に改めて気づくことができる機会になった。

 来期も知恵を絞り、有益となる部分に最適な投資を行っていきたい。

 お客様に必要とされる存在となることが我々の原点であり、時代に沿って必要なものは必ず残っていくものだと私は考えている。

 有難いことにケイズも必要とされ、多くのお客様に支持をいただいている。来期もお客様にさらに必要とされる企業でありたい。

 そのためにも今後も絶えず原点に立ち返り、化粧品コンシェルジュとしてお客様のお困りごとにしっかりと真摯に対応し続けていく。
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