ティアーズ、デジタルプロモーションに注力

週刊粧業 2021年5月3日号 8ページ

カンタンに言うと

  • SNSを通じた講習動画の提供も
ティアーズ、デジタルプロモーションに注力
 美容サロンメーカーのティアーズでは、2018年に発売した「ルーモス ダイヤ ヘアカラー」の売上が好調に推移しているという。

 同品は、しっとりと滑らかなツヤ感にこだわり、色の特性を引き出しながら透明感のある発色を実現している。

 業務用でありながら、製品のパフォーマンスだけでなくデザインもスタイリッシュなものになっており、8月21日には、MONOTONE、MATTE、RED、PINKの4色を新発売する。

 同社は今後、デジタルプロモーションにより一層注力していく方針だ。

 「具体的な取り組みとして、まずはECサイトの立ち上げを行い、SNSを上手く活用してECサイトでの購入へと促していきたいと考えている」(マーケティング部 山谷智子氏)

 また、今までは、新しいカラー剤を導入する際には店舗にて講習を行ってきたが、三密状態となりやすく、コロナ禍においてはリスクが存在するため、YouTubeやインスタグラムを通じて講習動画を提供していく予定だという。

 「動画であれば、働き方に合わせて商品の取り扱い方法を学ぶことができるため、コロナ対策としてだけでなく、時間の有効活用にもつながる。コロナ禍が落ち着いた後もオンラインのメリットは軸として残っていくと想定されることから、このような取り組みは継続していきたい」(山谷氏)

 コロナ禍においては、売上を伸ばしている店舗もある一方で、売上を落としている店舗もあるため、よりよい商品の提供で美容室の顧客増をサポートしていく。

 「美容室に対する人々のニーズも変化しつつある中で、移り変わるニーズにいち早く気付き、商品開発に生かすなど素早く動くことを心掛けていきたい」(山谷氏)

 同社は、高品質でありながら安価な商品を提供できるように企業努力を続けてきた。しかし、認知度の点ではまだ伸びしろがあることから、SNSや広告などのプロモーションを通じて認知度向上を図っていく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > ティアーズ、デジタルプロモーションに注力

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop