アルビオン、2021年3月期は売上高18.8%減の537億円

粧業日報 2021年6月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 百貨店の休業、インバウンド消失が響き創業以来初の営業赤字に
  • (国際事業本部)主要3ブランドは苦戦もアルビオンは好調
  • (営業本部)リニューアルしたイグニスが6.8%増と健闘
  • 総会員数をコロナ前の水準に戻すことを最優先に取り組む

アルビオン、2021年3月期は売上高18.8%減の537億円
 アルビオンの2021年3月期決算は、売上高が前期比18.8%減の537億8200万円、営業損失が16億円(前期は79億円の利益)、純損失が7億900万円(同53億3000万円の利益)となった。

 新型コロナウイルスの拡大に伴う緊急事態宣言の発令に伴い、営業本部の売上の約35%を占める百貨店・大型商業施設が4月上旬~5月下旬まで約1カ月半にわたり休業に追い込まれたことや、入国制限によりインバウンド需要そのものが消失したことなどが響き、1956年の創業以来、初の営業赤字となった。

 売上高のピークである2019年3月期(686億4700万円)からの減収額149億円のうち、インバウンド関連(訪日客、バイヤー)が68%を占めることからも、その消失の影響の大きさがわかる。

 一方、コロナ禍においても、リニューアルしたイグニスと海外でのアルビオンは業容が拡大するなど、今後に向けて明るい材料も出てきている。

 小林章一社長は、2020年度の事業活動を振り返り、「創業以来、初の営業赤字という厳しい状況の中でも、ジョイントストアの皆様に救われた1年となった。今後は日本国内のお客様を軸とし、インバウンドの売上がなくても黒字化するということに目標を定めて取り組んでいきたい」と語った。

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