化粧品の使用実態【昼】-2021年アンケート調査

週刊粧業 2021年7月5日号 8ページ

カンタンに言うと

  • コロナ禍で日中の使用アイテムに変化、健康・目もとへの意識が高まる結果に
  • 昼食後の歯磨き率とハブラシ使用率が増加
  • 歯間清掃具の使用率が微減、置き場所は常備が首位を堅持
  • メーク直し「しない」が増加、コロナ禍で洗顔の代用品に明暗
  • ポイントのみ修正が増加、目もとのメーク直しが伸長
  • ナチュラルな髪型がトレンド、スタイリング剤のニーズに変化
  • ミストなどの使用率が減少、多機能化で使用拡大に期待
  • ポーチに入れるスキンケアは「リップクリーム」が伸長
  • 「コントロールカラー」のみ伸長、ポーチの中身は全体的に減少
化粧品の使用実態【昼】-2021年アンケート調査
昼食後の歯磨き率と
ハブラシ使用率が増加

 日中の歯磨き習慣について尋ねたところ、47.6%が昼食後に歯磨きを「する」と答え、2018年の前回調査から7.6Pアップした。

 背景には、新型コロナウイルスの感染拡大とその長期化の影響で、全身の健康を保つ鍵としてオーラルケアが注目されていることや、ステイホームで時間的な余裕ができたことなどにより、日中に歯磨きを行う人が増加したものと推測される。

 次に、昼食後に歯磨きをすると答えた女性196人に対して行った調査では、使用する用具として「ハブラシ」または「電動ハブラシ」を使用する人の割合が87.7%に達した。

 ハブラシの使用率は前回から2.4P減少したものの、電動ハブラシの使用率が2.9P増加し、ハブラシトータルで使用率が増えている。

 長引くコロナ禍で健康志向が高まっていることや、メーカー各社が手磨きと比べて高い歯垢除去力を発揮する高性能タイプの電動ハブラシを相次いで投入したこともあり、電動ハブラシのユーザーが増えているようだ。

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