2021年 化粧品容器包装の環境対策、素材に広がり、循環型モデルも

C&T 2021年9月15日号 10ページ

カンタンに言うと

  • 日本でも「Loop」が始動、ECも開設、Loop製品はガラス・ステンレス製が中心
2021年 化粧品容器包装の環境対策、素材に広がり、循環型モデルも
 新型コロナウイルス感染症の世界的な流行による急激な変化から緩やかな社会変化に落ち着きを見せつつある中、環境問題を考え、行動に移す機運が高まっている。

 化粧品・日用品業界では、大手メーカーを中心に、環境への取り組みとして中長期の成果目標を明確に掲げて動き出している。

 そうしたブランドメーカーの動きに、容器包装を扱うサプライヤー企業も、プラスチック樹脂の「3R」(リデュース/リユース/リサイクル)につながる製品の研究・開発を進め、新たな成長軸の確立を目指す。

 小誌「C&T」では、化粧品容器包装における環境への取り組みを取り上げてから3年目となり、自ら環境問題に向き合い、環境への取り組みを推進する姿勢は回を増すごとに強まっている印象だ。

 特に容器分野では、椿化工・ツバキスタイルグループの新会社・ビューティクル(本社:東京)とグラセル(本社:大阪)という2つの容器会社が協働で進める「化粧品版 ボトルtoボトル」の取り組みが注目されている。

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