伊勢丹新宿店、シームレスな顧客体験価値の提供めざす

週刊粧業 2021年10月18日号 14ページ

カンタンに言うと

  • CRM推進とオン・オフライン融合に注力
  • 三越伊勢丹アプリを活用し商品軸から顧客軸へとシフト
  • 自分を磨くアイテムが好調、催事もオン・オフラインを融合
  • 購買回数が多く単価も高いクロスユーザーの増加が鍵に
伊勢丹新宿店、シームレスな顧客体験価値の提供めざす
 三越伊勢丹ホールディングス(以下、HDS)は、今年4月に細谷敏幸氏が社長に就任し、新体制発足直後の翌月には「高感度上質消費の拡大・席巻、最高の顧客体験の提供」を基本戦略に掲げ、2031年3月期を最終年度とする新たな中長期計画を発表した。

 その実現に向けて、生活にこだわりを持ち上質で豊かな生活を求める人々のニーズに応える「高感度上質戦略」と、1人ひとりの暮らしに寄り添い、ライフタイムバリュー向上を目指す「個客とつながり戦略」、そして独自性を尊重しつつグループ基盤をHDSが整備し、各社の強みの総和を最大化する「グループ連邦戦略」の3つを重点戦略としている。

 新中長期計画に基づき、伊勢丹新宿店の化粧品売場が今年注力しているCRM推進の取り組みと、リアル店舗とオンラインを融合したシームレスな顧客体験価値の提供について、同売場を担当するスーパーバイザーの片岡春久氏に話を伺った。

三越伊勢丹アプリを活用し
商品軸から顧客軸へとシフト

 フレグランスを含む約100ブランドを展開する伊勢丹新宿店1~2階の化粧品売場では現在、個客とのつながりを深める取り組みとして、昨年6月に刷新した「三越伊勢丹アプリ」のCRM活用を進めている。

 同アプリは、店舗情報、ショッピング、メディア、クーポン、マイページなどのコンテンツを備え、三越伊勢丹グループのクレジットカード「エムアイカード プラス」を連携することで、三越伊勢丹・カスタマープログラムへの参加が可能になる。

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