LOOK、「リアル」と「セレクト」を追求し専門店の価値向上へ

週刊粧業 2021年10月18日号 8ページ

カンタンに言うと

  • 再来店率50%を目標に掲げコロナ禍も接客活動に重点
  • 来春に「さんすて福山店」を増床、メーカーとの絆を意識し改装へ
  • 現場スタッフの声を吸い上げた公式アプリを開発、12月に開始
LOOK、「リアル」と「セレクト」を追求し専門店の価値向上へ
 広島(5店)、兵庫(4店)、岡山(1店)の3県で化粧品専門店全10店舗を運営するLOOKは、リアル店舗の価値向上に向けたデジタル化を推進している。

 全店のレジと連動させた電子台帳システムは、運用から6年が経過して「もはや当社に欠かせないシステムになっている」と岡崎芳明社長は話す。

 今年12月末にはその電子台帳システムとも連動した「LOOK公式アプリ」を新たに導入し、顧客とのつながりをより強固にしていく。

再来店率50%を目標に掲げ
コロナ禍も接客活動に重点

 同社は今年度、「再来店率の向上」をテーマに各店で取り組んでいる。平均30~35%と言われる化粧品販売の再来店率を50%まで引き上げることを目標に設定した。

 「再来店率50%」の目標は、コロナ禍の中断もあって今年度で4年目になる。

 「この1~2年は目標達成に向けて、スタッフの勉強会も『活動』をメインにした内容のものを充実させている。ここをクリアして次のステージに進んでいきたいと思っている」(岡崎社長)

 会員指標となる再々来店率も80%と高い目標を設定している。

 一般的に化粧品専門店は1~2メーカーの売上シェアが大きくなる傾向にあるが、メーカー施策ではなく、「自社独自の施策に取り組むことにより、1メーカーの売上シェアが突出していないのが当社の特徴でもある」と岡崎社長は語っている。

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