100均市場、2020年度は初の9000億円超え

粧業日報 2021年10月25日号 1ページ

カンタンに言うと

  • コロナ禍で好調を維持、店舗も8000店を突破
  • セリアは最高売上、キャンドゥも増収
  • 急成長中の「300均」、店舗は5年で倍増
100均市場、2020年度は初の9000億円超え
 100円ショップの売上が伸び続けている。帝国データバンクによると、大手5社を中心とした2020年度の100円ショップ業界の売上高(事業者売上高ベース)は9000億円を突破した。大手5社の店舗数も10年間で4割増の7900店を数え、ともに過去最高を更新している。



 大手各社が引き続き積極的な出店攻勢を続ける中、コロナ禍の外出自粛やテレワークを背景に、キッチン用品から日用品、インテリア用品、文房具など幅広い品揃えが支持され、ニーズが急拡大している。

 大手家具店やホームセンターなどと同様にこうした巣ごもり需要を取り込みつつ、ファッション性や実用性に優れる「コスパの高さ」がコロナ禍の消費者に受け入れられたことが、100円ショップの人気が改めて高まる大きな原動力となった。

 100円ショップでは現在もショッピングセンターなどの空きテナントを積極的に活用した出店が続いており、大手5社の店舗数合計は足元で8000店を超えた。

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