大手流通業22年2月期第2四半期決算、関連事業の回復で増収増益基調

C&T 2021年12月15日号 77ページ

カンタンに言うと

  • 第6波に備え、フレキシブルな対応を

大手流通業22年2月期第2四半期決算、関連事業の回復で増収増益基調
 流通業の業績は、先行き不透明な状況が続いている。2月期決算が大半で、第1四半期期間(3~5月)は前年の全国レベルの緊急事態宣言下での外出自粛の反動で、プラスの側面が大きかった。

 第2四半期期間(6~8月)はコロナ感染の急拡大に加え、天候不順によって苦戦を強いられた。大手流通業の第2四半期連結決算をみると、小売事業はコロナ関連特需の反動で概ね減益となった一方、関連事業の収益改善でトータルでは増収増益基調となった。

 21年11月時点で全国的にコロナ感染が沈静化し、歳末商戦への期待が高まるが、第6波の危機感もある。感染対策の徹底に加え、販促・売場づくりでフレキシブルな対応が求められる。

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