2021年業態別化粧品販売高、通信販売がコロナ禍においても躍進

週刊粧業 2022年1月1日号 6ページ

2021年業態別化粧品販売高、通信販売がコロナ禍においても躍進
 週刊粧業の推計では、2021年の業態別化粧品販売高は前年比0.3%増の2兆3877億3840万円となった。

 過去10年の推移をみると、リーマンショックの影響で2009年以降、3年連続でマイナスを記録したものの、12年には0.4%増と再び上昇に転じ、それ以降はインバウンドの活況もあり、19年まで8年連続でプラス推移となった。しかし、新型コロナの世界的流行の影響で20年は過去最大のマイナス(13.1%減)を記録し、21年もV字回復からは程遠く微増にとどまるなど、2年続けて苦戦を強いられた。

 21年は、年初はワクチン接種効果で秋口には回復基調に転じるといった希望的な観測も少なくなかったが、首都・東京では9月末まで断続的に緊急事態宣言が発出され、不要不急の外出が控えられたことで、通信販売のニーズが高まった。

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