ポーラ・オルビスHD、「ウェルビーイング」の研究を強化

週刊粧業 2022年4月18日号 6ページ

カンタンに言うと

  • オープンイノベーションを軸に
ポーラ・オルビスHD、「ウェルビーイング」の研究を強化
 ポーラ・オルビスホールディングスは、2029年の創業100周年に向けて「感受性のスイッチを全開にする」というビジョンのもと、化粧品という枠を超え「ウェルビーイング」に貢献するモノ・コト・サービスを提供すべく、オープンイノベーションを軸に研究活動のさらなる強化を進めている。

 同社のR&D戦略について、グループ研究・知財薬事センター担当の末延則子執行役員に話を伺った。

 ――貴社のR&D体制と、現在進めている研究活動の具体的な内容についてお聞かせください。

 末延 2018年に研究体制の刷新を行い、グループ全体における研究統括機能はポーラ・オルビスホールディングスの「マルチプルインテリジェンスリサーチセンター(MIRC)」に集約し、そこで決定した戦略に基づいて、ポーラ化成工業の「フロンティアリサーチセンター(FRC)」が研究を行う2拠点体制となっている。

 概念としてはMIRCが社会に対して新たな問いを立て、それをFRCが科学の技術で解決していく形だ。

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