全粧協監事・都粧協顧問理事の長尾武次氏が逝去

粧業日報 2022年9月6日号 6ページ

全粧協監事・都粧協顧問理事の長尾武次氏が逝去
 全粧協監事・都粧協顧問理事で、長年にわたり化粧品専門店業界の発展に貢献してきた長尾武次氏が7月20日に逝去した。享年88。葬儀は近親者にて執り行われた。後日、お別れの会が開催される。

 1933年に長尾家の次男として港区芝神谷町にて誕生した武次氏は、1956年に慶應義塾大学経済学部経済学科を卒業後、おしゃれの店長尾に入社、翌1957年に父・栄次郎氏より経営を引き継ぎ、全国屈指の繁盛店に育て上げるとともに、同年に設立した「長尾流通研究会」を通じて後進の育成にも尽力した。

 1999年には全粧協副理事長に就任。各県の理事長をまとめ、メーカーと粘り強く折衝し、組合員専用ブランド「キリョウ」(資生堂)の発売にこぎつけるなど、持ち前の情熱と行動力で業界を牽引した。それらの業績が評価され、2017年には春の叙勲にて旭日双光章を受章している。


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