NCC若手経営者の会、全体会議をオンラインで開催

粧業日報 2022年9月13日号 1ページ

2022年9月13日 11:00

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カンタンに言うと

広瀬会長「業界に足りない歯車を創る『ゼロイチ人材』を育成」
SNSマップの構築で店舗のビジョンやミッション、バリューを明確化
事業承継の事例共有と顧客づくりの取り組みをNCCフォーラムで紹介

　全国の化粧品専門店の若手経営者・後継者で組織する自主運営組織「NCC若手経営者の会」はこのほど、第8ステージ体制で2回目となる全体会議をオンラインで開催した。

　全体会議の挨拶に登壇した広瀬史貴会長（光広／HIROSEYA・岐阜）は、「NCCではミッションである化粧品専門店の社会的地位向上に向けて、専門店の未来を描き、次世代を担う若き経営者のトップランナーとなるべく、資生堂さまとともに挑戦し続ける経営のプロ人材を育成することをビジョンに掲げている。このビジョンとミッションを実現するためには、単に目の前の歯車を動かすだけでは業界の未来を創っていくことは厳しい。そこで、第8ステージではこの業界に足りない歯車を創る『ゼロイチ人材』を育成すべく、デジタル戦略と行動科学マネジメントの各プログラムを展開し、外部のプロ講師も招いた店頭実践サポートを進めている。また、第8ステージでは新たにNCCフォーラムをスタートし、業界紙4社との連携企画で業界を盛り上げる活動に日々取り組む化粧品専門店を紹介している。本日の全体会議で得た経営のヒントとなる多くの有益な情報をベンチマークとし、これをいかに自店へ落とし込むかが重要だ。経営幹部のみしか有益な情報を知らない組織では自立型スタッフが育ちにくいため、情報をしっかりとトップからスタッフへ落とし込むことが、良い組織を創るうえで大切になる。また、NCCメンバーに是非考えてもらいたいのは、判断の数とスピードが経営するうえで大切になるということだ。数多くの判断が迫られる中でもスピードよく解決している経営者は総じて企業の繁栄に結びついており、1日で何をジャッジし、どのぐらいのスピードで判断・解決したかという点を常々考えてもらいたい」と語った。