ファンケル、PET素材容器を自社店舗で回収

訪販ジャーナル 2023年2月13日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ダイバーシティ推進にも貢献
ファンケル、PET素材容器を自社店舗で回収
 ファンケルでは、サステナブル宣言の重点テーマに「環境」を設定しており、「HAPPY エコ ~お客様とともに未来をつくる~」をスローガンとしたユーザーと取り組む活動の一環として、使用済みの化粧品PET容器をユーザーが直接、対象の直営店舗へ持参し、専用の回収BOXに入れる同社独自の資源回収プログラム「FANCL リサイクルプログラム」を2021年7月から実施している。

 当初は2021年7月から2022年3月までの期間限定での取り組みだったが、ユーザーからの支持を受けて、継続して取り組んでいる。2022年9月には、61店舗から101店舗へと回収店舗数を拡大している。

  取り組みの経緯や詳しい内容について、化粧品商品企画部商品企画第三グループ係長 平野大起氏に話を伺った。

 ――「FANCL リサイクルプログラム」の詳しい内容を教えてください。

 平野 使用済みの化粧品PET容器をお客様が実施店舗へ持参し、専用の回収BOXに入れていただく当社独自の資源回収プログラムである。

 回収した容器は特例子会社の「ファンケルスマイル」で容器の分別・洗浄・乾燥を行っている。回収後は植木鉢などにリサイクルし、自治体などで活用していただいている。

 2022年3月には、回収した約1万7000本のPET容器がマテリアルリサイクルで約1400個の植木鉢へと生まれ変わった。その後、「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクト「ガーデンネックレス横浜」に寄贈した。

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