資生堂、2022年12月期はコア営業利益が88億円の増益

粧業日報 2023年2月22日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 中国事業の落ち込みをTR・欧米事業でカバー
資生堂、2022年12月期はコア営業利益が88億円の増益
 資生堂の22年12月期連結業績(IFRS)は、売上高が前期比5.7%増(為替・事業譲渡影響を除く実質0.9%増)の1兆673億5500万円、コア営業利益が20.6%増の513億4000万円、営業利益が53.7%減の465億7200万円、税引前利益が49.1%減の504億2800万円、親会社の所有者に帰属する当期利益が27.1%減の342億200万円となった。

 売上高は、ロックダウンの影響で中国が苦戦したものの好調なTR・欧米でカバーした。日本においては下期に中価格帯で巻き返しを図ったものの上期の苦戦が響いた。クレ・ド・ポー ボーテ、NARS、フレグランスは好調を維持している。

 コア営業利益は、機動的なコストマネジメントの推進、構造改革効果、為替影響等により88億円の増益となった。

 ブランド別売上増減率は、「SHISEIDO」が3%減、「クレ・ド・ポー ボーテ」が6%増、「イプサ」が11%減、「エリクシール」が7%減、「アネッサ」が2%増、「Drunk Elephant」が1%減、「NARS」が22%増、「フレグランス」が12%増となっている。

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