阪急うめだ本店、楽しさ訴求で性差に捉われない売場へ

C&T 2023年6月15日号 76ページ

カンタンに言うと

  • ライフスタイル系・フレグランスは、自家需要・ギフト需要ともに好調
  • トータルビューティを提供する売場へ、「GREEN AGE」の相乗効果にも期待
阪急うめだ本店、楽しさ訴求で性差に捉われない売場へ
 阪急阪神百貨店の阪急うめだ本店は、本館2階を中心に多層階で化粧品や美容サービスを受けられる売場づくりを推進している。

 今年4月にライフスタイル提案型の新しい売場として8階にオープンした「GREEN AGE(グリーンエイジ)」では、「ヘルス&ビューティー」ゾーンとして、売場のコンセプトとする「人と自然の共生」に合ったブランド・アイテムを展開している。

ライフスタイル系・フレグランスは
自家需要・ギフト需要ともに好調

 阪急うめだ本店は、行動制限の緩和とともに客足が戻りはじめ、昨年は売上の回復傾向も強まった。

 阪急うめだ本店ビューティー営業統括部 化粧品部 マーチャンダイザーの藤尾瑞子氏は、「もともとインバウンドの売上比率が低かったこともあり、コロナ前の水準が見えてきた」と述べ、「男性来店率の上昇」と「ギフト需要の増加」に化粧品売場の変革を見ている。

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