大手流通業の最新動向、コロナ禍の収束で業績は堅調に推移

粧業日報 2023年7月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 商品改革、デジタル化が喫緊の課題
  •  2つの9000億円企業が誕生、マスを活かした業態進化に注目
大手流通業の最新動向、コロナ禍の収束で業績は堅調に推移
 コロナ禍が収束に向かい、催事・イベント等の再開を含めた人流の回復によって、小売業の業績は堅調に推移している。衛生関連商品や巣ごもり需要の反動があるものの、衣料品、化粧品、旅行バッグなどが動き、インバウンド需要の回復の兆しもみられる。

 一方で、水道高熱費は高止まりの状況で、人件費・物流費の高騰が避けられない状況にある。値上げラッシュも継続しており、確実に購入点数に影響している。先行きが不透明な中、PB開発を含めた商品改革、デジタル化が喫緊の課題となる。

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