イオン、GMSが復調、営業利益は2019年度をクリア

粧業日報 2023年7月11日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 構造改革の成果とネットスーパーの寄与で
  • 客数安定で衣料品・H&BCが回復、地域ごとに最適フォーマットを展開
  • DXでレジの生産性向上
イオン、GMSが復調、営業利益は2019年度をクリア
 イオンはコロナ禍で低迷したデベロッパー、サービスなど非小売事業の業績が行動規制の緩和によって、回復基調にある。

 一方、コロナ禍を追い風に成長した小売事業はヘルス&ウエルネスを除き、収束によって一段落した感があるが、GMSは構造改革の成果やネットスーパーの寄与で、22年度の営業利益はコロナ禍前の19年度の実績を上回った。

 中核企業のイオンリテールの収益改善が寄与した。足元の業績も、コロナ禍が収束に向かう中での人流の回復で、衣料品やH&BCなど、荒利益率の高い商品が好調に推移している。

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