成熟期にある日本の化粧品市場において、韓国を筆頭に台湾や中国などから上陸する「アジアンコスメ」が着実に存在感を高めている。
中国・ASEANを中心とした海外市場の調査・分析でも豊富な実績を持つ矢野経済研究所の浅井潤司氏（ライフスタイル&ビューティーグループ部長）に、日本市場におけるアジアンコスメの最新動向と今後の展望について話を伺った。
韓国コスメは客層や販路を拡大、
中国・台湾・タイのメークに注目
――現在のアジアンコスメの市場規模と最新動向について、どのように分析されていますか。
浅井 アジアンコスメの規模感を示す1つの指標として、財務省が発表する貿易統計がある。これによると、韓国からの化粧品輸入金額は2022年に775億円となり、国別でフランスを抜き1位となった。
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この記事は週刊粧業 2023年11月20日号 1ページ 掲載
■特集／アジアンコスメ掲載企業／ミシャジャパン、RAPHAS JAPAN、アモーレパシフィックジャパン、日本機能性コスメ研究所■特集／年末大掃除掲載企業／ライオン、花王、小林製薬、ユニ・チャーム■資生堂、上海第九人民医院とパートナーシップを締結■ライオン、バングラデシュ合弁会社の増資引受、新工場を建設■平和堂、旗艦店のビバシティ彦根を全館リニューアル■良品計画、600坪型を活かす商品力強化が...
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