JTS、エクソソーム様原料シリーズを拡充

週刊粧業 2023年12月4日号 9ページ

カンタンに言うと

  • 植物由来や乳酸菌由来なども品揃え
JTS、エクソソーム様原料シリーズを拡充
 JTSは、引き合いが増えているエクソソーム様原料シリーズのラインナップを拡充し、提案を強化する。

 「北海道産生プラセンタエキス」からは、エクソソーム218億個/mLの含有を確認したプラセンタ由来エクソソーム様原料として「同K2」と「同K3(医薬部外品対応)」を展開している。

 同社の生プラセンタエキスは、熱を加えず減菌(非加熱減菌)することでグロスファクターを豊富に含み、抽出に水を一切使わない無加水抽出を行っており、成分組成で水の表記なし(プラセンタエキス組成86.6%)となっている。

 植物由来エクソソーム様原料では、「ドラゴンリーフ細胞液」と「Botanical Exosome(ボタニカル・エクソソーム)」シリーズをラインナップする。

 ドラゴンリーフ細胞液は、廃棄されていたドラゴンフルーツ(鹿児島県奄美群島産)の葉茎から、シワ・シミの改善や保湿効果を見出し、化粧品原料としてアップサイクルしたエクソソーム原料(エクソソーム6400万個/mL含有)で、BG30%品を取り扱う。

 ボタニカル・エクソソームシリーズは、ユズやアロエ、ダイズなどを素材とした原料をラインナップする。

 表皮のバリア改善作用により肌の水分量を維持し、紫外線などの外的刺激から肌を守る効果や、真皮内に存在する線維芽細胞外マトリックスの構成成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生を促進し、皮膚の形状維持や弾力性を高める効果が期待できる。それら関連するエビデンスデータが揃い次第、本格的に販売を開始する予定だ。

 微生物が分泌するエクソソーム原料では、水大根キムチ由来乳酸菌由来「Lactsome55」の提案を強化する。

 Lactobacillus J2K-55(特許微生物)から得られたナノサイズ(50~150nm)のエクソソーム(エクソソーム約3億個/mL含有)は、皮膚のバリア機能を強化するはたらきや創傷治癒効果などが確認されている。また、従来の美白剤の活性化などに優れた生物活性を示すことが認められている。
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