東洋新薬、東京支店のラボが好調に推移

週刊粧業 2024年1月1日号 83ページ

カンタンに言うと

  • サステナブルボトルを独占提供
東洋新薬、東京支店のラボが好調に推移
 化粧品と健康食品のOEM・ODMをODEMとして手掛ける東洋新薬は、前期(2023年9月期)の決算が堅調な推移を見せた。

 2023年の振り返りや重点施策の進捗状況について髙垣欣也副社長に話を伺った。

 ――2023年の振り返りをお願いします。

 高垣 23年は、社内体制に大きな変革を生じさせた。営業活動面では、業界全体で新商品の発売に対する動きが少なかったこともあり、数年ぶりに苦戦する面もあったが、業績は徐々に上向いてきている。

 特にヘアケア関連のアイテムが好調で、高価格帯向けを中心に拡販を図っている。

 2021年に東京支店に開設した「クイックラボ渋谷」は顧客立ち合いの下、処方の試作や皮膚の測定・検査ができる施設で、直接商談を行いながらエビデンスデータを取得できる点が好評を得ている。

 認知の獲得が進んだことで、取引件数も順調に増加し、D2Cブランドの立ち上げるインフルエンサーからの引き合いなども増えている。

 2023年2月にはINNERBOTTLE社と契約を結び、サステナブル化粧品ボトルの日本独占提供を開始した。

 本ボトルは、アウターボトルの中に化粧品内容物を入れた伸縮性のあるインナーボトルを入れる仕様となっており、化粧品の残留物や酸化を最小限に抑える設計となっている。

 SDGsに貢献する取り組みは今後必須になっていくが、コスト面で大きな負荷がかかってしまう場合がある。当社の取り組みは、比較的低コストで取り入れることが可能で、始めやすいサステナブルとして幅広く提案していきたい。

 ――2024年の展望をお伺いいたします。

 高垣 2024年1月には、展示会にブースを出展し、日本に前例のない医薬部外品を組み合わせた商品数種類を前面に押し出していく。

 全体的な方針としては、開発展で出会う新規のお客様もそうだが、これまで十分な営業活動ができていなかったお客様に向けて、重点的に提案を行っていく。
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