2023年業態別化粧品販売高、百貨店がインバウンド回復で2ケタ増に

週刊粧業 2024年1月1日号 52ページ

カンタンに言うと

  • 化粧品店…若手を中心にLINEの活用進む、健食含めたキメ細かい提案が鍵に
  • 百貨店・量販店…百貨店はインバウンド回復で好調、量販店は人材・DXの強化・育成へ
  • ドラッグストア…インバウンド客も含め来店客数が大幅に増加
  • 訪問販売・通信販売…旧来型チャネルで縮小続く、訪販新規参入が相次ぎ拡大する通販
2023年業態別化粧品販売高、百貨店がインバウンド回復で2ケタ増に
 週刊粧業の推計では、2023年の業態別化粧品販売高は前年比3.3%増の2兆5325億1450万円となり、3年連続のプラス成長となった。

 これまでの推移を15年という長期スパンでみていくと、リーマンショックの影響で2009年以降、3年連続でマイナスを記録したものの、2012年には0.4%増と再び上昇に転じ、それ以降はインバウンドの活況もあり、2019年まで8年連続でプラス推移となった。しかし、新型コロナの世界的流行の影響で2020年は過去最大のマイナス(13.1%減)を記録し、2021年もV字回復からは程遠く微増にとどまるなど、2年続けて苦戦を強いられた。

 22年は、新型コロナの行動制限緩和に伴い外出機会が増え、国内化粧品市場は回復基調が強まった。2023年は、5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置けが5類に移行したことを受け、生活者の外出機会がさらに増えたほか、マスク着用ールの緩和も相俟ってメークアップの需要が回復したことで前年に続き伸長する見通しだ。

 富士経済の調査では、2023年の国内化粧品市場は、高価格帯(4.8%増)、中価格帯(1.4%増)、低価格帯(3.6%増)、業務用(4.6%増)の4領域がいずれもプラス基調となると予想し、トータルでは前年比3.3%増の3兆276億円を見込む。

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