2023年化粧品専門店の販売動向、コロナ禍で優勝劣敗が鮮明に

週刊粧業 2024年1月1日号 1ページ

2023年化粧品専門店の販売動向、コロナ禍で優勝劣敗が鮮明に
 対面による接客・カウンセリング販売を主とする化粧品専門店では、若手経営者・後継者で組織する自主運営組織「NCC若手経営者の会」が中心となって、全国各店舗の成功事例とされる取り組みを共有し合うことで専門店業態の価値向上を図っている。

 化粧品専門店業態は、活動の軸に据えるタッチアップやカウンセリングができない状況が続いていたが、コロナ禍の落ち着きとともに従来の活動を取り戻しつつある。

 培ってきた顧客との信頼関係を活かし、売上を大きく落とさずに経営してきた店舗も少なくない。専門店ブランドを展開する各メーカーも、コロナ禍で専門店業態の価値を再評価し、協力体制を強化する動きも見られている。

 一方、コロナ禍で客足が遠のいた路面店業態においては、イベントやSNSでの情報発信など新たな取り組みに着手できなかったグループで将来への展望が描けない事態に直面している。

 コロナ禍の数年間を経て優勝劣敗が鮮明になっている。
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