星の国商事、「ブランド化」「絆づくり」「人材育成」が深化

週刊粧業 2024年1月29日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 部分改装で本店の新客が好調、岩見沢店は過去最高の売上に
  • ビジョンの達成に向けて4つの取り組みを推進
  • NCC第9ステージの活動は「経営者塾」「協働取組」が柱に
星の国商事、「ブランド化」「絆づくり」「人材育成」が深化

 1948年に創業した星の国商事は、1952年の札幌駅地下街開業当初から70年以上経た今も同地下街にて化粧品専門店を営み、道内で現在4店舗(ビーハウス星の国 アピア本店・アスティ45店・イオン岩見沢店・星の国 supported by CREE`MARE)の化粧品専門店を展開している。

 コロナ前の2019年と比較可能な2店舗(アピア本店・イオン岩見沢店)の昨年実績は、アピア本店でインバウンド客を除いた日本人客売上が同水準まで戻り、イオン岩見沢店でコロナ前を上回る過去最高の実績を記録するなど、回復ぶりが目立った。

 今月1日より全国の化粧品専門店の若手経営者・後継者で組織する自主運営組織「NCC若手経営者の会」で第9ステージ会長を務める高瀬直樹社長に、自店の主な取り組みとNCC新会長としての抱負を聞いた。

部分改装で本店の新客が好調、岩見沢店は過去最高の売上に

 札幌駅直結の地下街「アピア」内に店舗を構える本店の昨年実績は、19年比で約9割まで回復し、前年(22年)比で112%と2ケタ伸長を果たした。

 2020年の半ばまで取り扱っていた「SK-Ⅱ」の売上が消失し、インバウンドも苦戦している中で、「コスメデコルテ」「KANEBO」の2ブランドが中心となり、売上回復を牽引したという。アピア本店では昨年、新たな取り組みとしてセルフとカウンセリングの中間であるセミセルフの領域にチャレンジし、9月下旬から「ハーバー」と入れ替わる形で「オルビス」の取り扱いを開始した。

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