週刊粧業 2024年4月15日号 6ページ
カンタンに言うと
花王は、「未来のいのちを守る」を中期経営計画(K27)のビジョンに掲げ、経営指標としてROIC(投下資本利益率)の全社導入を進めている。
研究開発部門では、効率性を高めて収益に貢献する研究投資に注力するとともに、世界の中で誰かにとって欠かせない唯一無二の存在となる「グローバル・シャープトップ」戦略のもと、社会課題の解決を目指す。
研究開発部門副統括兼グローバル商品技術担当の寺崎博幸執行役員に話を伺った。
――イノベーティブな研究成果をモノづくりへと活かした直近の好事例をお聞かせください。
寺崎 アース製薬様との協業で、今年7月にタイで発売となる「ARS Mos Shooter」には、合成殺虫成分を使わずに人を蚊から守る当社の界面活性剤技術を応用している。
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この記事は週刊粧業 2024年4月15日号 6ページ 掲載
■特集/メーカー各社のR&D戦略~本業の知見を活かして事業領域を拡張◎資生堂~「肌・身体・心」の関係性に基づいた資生堂独自の美のアルゴリズムを構築◎コーセー~世界で存在感のある企業への進化を目指して独自の化粧文化や価値を創出◎花王~収益に貢献する研究投資と地球全体を市場として捉えたモノづくりに注力◎ポーラ・オルビスホールディングス~TDC新設で唯一無二の価値づくり、異分野への挑戦も強...
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