コーセー、独自の化粧文化や価値を創出

週刊粧業 2024年4月15日号 6ページ

カンタンに言うと

  • 世界で存在感のある企業への進化を目指して
  • ――R&D戦略の具体的な目標をお聞かせください。
  • ――イノベーティブな研究成果をモノづくりへと活用された直近の好事例をお聞かせください。
  • ――オープンイノベーションを通じて、社外の先進技術をどのように利活用されていますか。
  • ――今後の抱負についてお聞かせください。
コーセー、独自の化粧文化や価値を創出

 コーセーでは、さまざまなパートナーとの協働を通じてコーポレートメッセージである「美しい知恵 人へ、地球へ。」を体現し、一人ひとりが求める“きれい”と向き合い、「究極の高ロイヤルティ企業」を目指している。その実現に向けたR&D領域での具体的な取り組みや今後の抱負について、研究戦略室の浜松和芳室長に話を伺った。

 ――R&D戦略の具体的な目標をお聞かせください。

 浜松 当社は世界で存在感のある企業への進化と、化粧品メーカーとして独自の価値と文化を創造する存在となることを目標としている。

 R&Dでは独自の価値を創出し続けることがポイントで、昨年10月に丸善製薬さんとの長年にわたる共同研究により、当社で初めてオリジナルの美白有効成分として「グリチルレチン酸ステアリルSW」の美白効能の承認を取得したのはその一例だ。

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