新剤型コスメ、多様化がイノベーション創出の好機に

粧業日報 2024年6月17日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 生活者のQOL向上につながる新たな美容習慣や価値を提供
  • 社会全体の常識をアップデートしていく商品やサービスに期待
  • 新たな知見や独自技術を活かし時流を捉えた商品投入が活発化
新剤型コスメ、多様化がイノベーション創出の好機に

 経済・社会構造の様々な側面に変化をもたらしたコロナ禍を経て、人々の価値観や行動様式は大きく変化し、ライフスタイルの多様化が加速した。

 成熟市場であり、製品のコモディティ化が進む日本の化粧品業界において、企業が持続的な成長を目指すためには、このような変化を好機と捉え、ライフスタイルの多様化によって生じた新たなニーズを汲み取り、生活者の期待を超えた付加価値を生み出す製品イノベーションが不可欠だ。

 そのためにも、従来の常識にとらわれず、世の中に新しい美容習慣や美容価値を通して、生活者のQOL向上につながる提案がメーカー各社に求められている。

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