資生堂は、顧客の多様な美の価値や購買行動に対応すべく、総合美容サイト「ワタシプラス」を刷新し、資生堂の「OMOTENASHI DX」を体現するプラットフォームとして、資生堂公式ECサイト「資生堂オンラインストア(SHISEIDO ONLINE STORE)」を7月25日より開始する。
現在、「ワタシプラス」で提供している「お店ナビ」などのリアル店舗と連動したサービスは、「Beauty Key」に集約し、「資生堂オンラインストア」は、いつでも気軽に顧客自身が様々な美の体験・情報に触れながら、商品を選び、購入することができる公式ECサイトへ進化する。
具体的には、ユニバーサルデザインへの刷新や多言語対応などのプラットフォーム機能の強化・整備を行うとともに、ブランド・商品の情報発信を強化する。また、最新テクノロジーを活用した美容サービスや分析コンテンツ、商品レコメンド機能なども拡充する。
加えて、取扱ブランドも順次拡大する。第1弾として、8月21日より米国発のスキンケアブランド「DRUNK ELEPHANT(ドランク エレファント)」、9月16日よりグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」の取り扱いを開始する。
今回の刷新に加え、得意先と連動したリテーラーeコマースや化粧品専門店オンラインサービス「Omise+(オミセプラス)」との連携強化とEC専門サイトへの積極展開を推進し、OMOの加速を図ることで、国内EC売上のさらなる拡大を目指す。
同社は、日本の化粧品市場における生活者の意識・購買行動の多様化に対応するため、新経営改革プラン「ミライシフトNIPPON 2025」を実行し、生活者起点の新価値・新市場の創造、接点の拡大に取り組んでいる。
同社とユーザーをつなぐプラットフォームである「ワタシプラス」は2012年のローンチから12年が経ち、次なる進化に向けた変革期を迎えている。ユーザー調査では、情報の見やすさや検索・購入のしやすさなどの利便性の向上がより求められる一方、美容情報やコンテンツの充実化など、付加価値の向上を求めるニーズが高まっていた。
今後は、「資生堂オンラインストア」として、いつでも気軽に顧客自身が様々な美の体験・情報に触れながら、商品を選び、購入することができるECサイトへ進化することで、新しい顧客体験を提供していく。
この記事は粧業日報 2024年7月8日号 3ページ 掲載
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