コスメテックジャパンは、クライアントの課題を解決するOSM(SはSolution)を標榜し、高付加価値製品の開発・提案を行っている。
代表取締役社長の伊勢淳氏に話を伺った。
――改めて2024年上期を振り返っていただけますか。
伊勢 2024年上期はヘアケア製品が特に好調で受注が多かった。
コロナ禍において、美容院に行くことができず、自宅で良いシャンプーを使いたいというニーズが高まり、高価格帯製品の需要が伸びている。
――貴社の強み、現在強化している分野についてお聞かせください。
伊勢 近年では、環境にやさしい処方やグローバル対応に力を入れている。グローバル対応については、これまでは中国への展開が多かったが、中国市場が厳しい状況の中、東南アジアやドバイ市場への進出を進めている。
当社がこれまで培ってきたノウハウを活かし、顧客の海外進出へのサポートも行っている。
さらに現在、美容医療が流行している中で、当社は「高付加価値」を強みに、消費者が化粧品だけでは得られない美を求めるニーズに応えている。
その一環として、今後はクリニックとの連携を強化し、幹細胞や再生医療など美容医療の分野の化粧品開発やクリニック専売品の企画製造に注力する方針だ。
――今後の展望についてお聞かせください。
伊勢 当社では現在、代表の交代をきっかけに、若手の意見を尊重する体制を強化している。その取り組みの一環として、若手社員を中心に、当社の強みや課題、今後のターゲットなどを洗い出し、リブランディングを行っている。
今後は、HPやロゴの刷新、組織改革も行い、2025年にはコスメテックジャパンが新たな姿で再出発することを目指し、取り組みを進めている。
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この記事は週刊粧業 2024年8月26日号 8ページ 掲載
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