カンタンに言うと
資生堂は9月9日、新「SHISEIDO フューチャーソリューションLX」体感イベントを東京国立博物館 法隆寺宝物館にて開催した。
同社は「SHISEIDO」最高峰シリーズの刷新を打ち出すにあたり、日本古来の美を体現する施設として東京国立博物館 法隆寺宝物館での開催を決定し、新シリーズが標榜する「ジャパニーズ・コンシャス・ラグジュアリー」を心行くまで味わえる1日限りのラグジュアリーな体感イベントを、美容メディア・報道関係者向けに催すことになった。
今回のイベントの狙いについて企画担当者は、「会場自体を1つの茶室に見立てている。フューチャーソリューションLXは、今の状態を永続させるとか、時間を逆戻りさせるのではなく、時間とともに変わっていく美しさを楽しむことをシリーズの哲学としている。持続的にお手入れをすることでいつまでも本来の美しい輝きを楽しむ銅製の茶筒のように、肌も美しく変わっていくという想いを込めた。西陣織の畳縁も生地を変えることで美しい状態に導くものであり、クリームの台座に使用することでシリーズに込めた想いを形として表現した」と語った。
年齢を重ねるごとに、美しくあり続ける肌を目指す
「フューチャーソリューション LX」は、皮膚科学研究と植物研究の融合により、未来へ向けて美しさを高めていく「SHISEIDO」の最高峰シリーズとして2009年に誕生。発売15周年を迎える2024年9月1日、先端のサイエンステクノロジーを搭載し、生まれ変わった。和の植物の秘めた力に着目し、日本古来の植物エンメイソウを含む新たな「ロンジェネビティーサイエンス」へと到達した。肌のハリと輝きを生み出し、年齢を重ねるごとに、美しくあり続ける肌を目指す。
新「フューチャーソリューションLX」(6品目11品種、6600~3万7400円)は、洗顔フォーム「エクストラ リッチ クレンジングフォーム」(134g 6600円)、保湿液「コンセントレイティッド ブライトニングソフナー」(医薬部外品、本体170mL・1万4300円、レフィル170mL・1万3750円)、美容液「インテンシブ ファーミング ブリリアンスセラム」(医薬部外品、本体50mL・3万1900円、レフィル50mL・3万1350円)、日中用クリーム「トータル プロテクティブ クリーム」(本体51g 3万1900円、レフィル51g 3万1350円)、夜用クリーム「トータル Rクリーム」(本体50g 3万7400円、レフィル50g 3万6850円)、目もと・口もと用クリーム「アイ アンド リップコントア Rクリーム」(本体17g 1万8700円、レフィル17g 1万8150円)をラインナップした。
日本古来の美への向き合い方を大切に精神・五感に働きかける「ジャパニーズ・コンシャス・ラグジュアリー」を標榜し、地球環境負荷の最小化、伝統文化や地域社会貢献の最大化といった、文化やより良い生活の存続に不可欠な社会課題に目を向け、本質的価値追求と同時に地球環境全体に意識を向ける新しいラグジュアリーを提案していく。
一例として、1つのものを多用な用途で活用し、長く大切にするという日本の文化「一物多用」の考え方を取り入れ、同じアイテムでも気持ちや肌に合わせて1つの用途だけでなく目的を変えてマルチに使用できる設計にしている。
パッケージデザインには、細部にまで意識が行き届いた日本の美しい手仕事が息づいている。茶道で用いられる茶道具から着想を得た器は、使いやすいだけでなく美しい所作を促し、肌と向き合う時間をより豊かなものにする。
今回、「トータル Rクリーム」のパッケージの蓋に老舗「HOSOO」の西陣織の生地を使用し、経年変化の美しさを表現。その柄は切り取られる場所によって様々な表情を見せ、肌と向き合う豊かな時間を演出する。
また、日本の伝統的な畳縁(たたみべり)の素材・織りの美しさに着目しクリームの台座に見立てた。織りの繊細な美しさを際立たせる台座は表裏どちらでも好みで使うことができ、容器と同様に肌に向き合う豊かな時間を演出する。紙箱は歴史を経た金屏風、その経年劣化した金箔の美しさにインスピレーションを得ている。
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この記事は粧業日報 2024年9月18日号 4ページ 掲載
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