TPCマーケティングリサーチ、安心・安全コスメ市場は過渡期に

週刊粧業 2024年10月14日号 38ページ

カンタンに言うと

  • ――2023年に続き、2024年も伸長見込の予測を出されました。どう分析していますか。
  • ――ナチュラル・オーガニックに代わる市場が台頭してきたということでしょうか。
  • ――スキンケア以外のカテゴリーで気になることは。
  • ――なぜシニア世代でメークを中心とした美容離れが進んでいるのでしょうか。
  • ――生活者の化粧品・美容への意識の変化も踏まえ、2025年以降の化粧品市場をどのように予想されますか。
TPCマーケティングリサーチ、安心・安全コスメ市場は過渡期に

 TPCマーケティングリサーチは、2024年国内化粧品市場を前年比約2.6%増で推移すると予測した。前年伸長率も2023年(前年比1.9%増/19年比1.1%減)より上がると見ている。

 松本竜馬社長・CEOは、「今年もメークアップを中心に化粧品の主要カテゴリーが堅調に推移している。このまま順調に推移すれば、2024年はコロナ前の市場規模を上回って過去最高を更新するだろう。リアル店舗の回復も大きいが、EC市場でモール型ECが化粧品の売上を大きく伸ばしていることもプラス要因となっている」と話している。

 ――2023年に続き、2024年も伸長見込の予測を出されました。どう分析していますか。

 松本 アフターコロナを本格的に迎え、スキンケア、メークアップ、ヘアケア、ボディケアといった主要カテゴリーが前年を上回って推移している。

 特にスキンケアは、大手メーカーを中心に高価格帯のブランドを強化する動きが続いており、売上も好調に推移している。市場的には良い流れに入っていくと見ている。

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