ドラッグストアの化粧品販売、デジタル化が急速に進展

週刊粧業 2024年10月14日号 27ページ

カンタンに言うと

  • 健康志向、デジタル化が進み、商品展開やサービス内容に変化
  • 市場競争の激化により合併の動きが活発化
ドラッグストアの化粧品販売、デジタル化が急速に進展

 チェーンドラッグストア協会によると、2023年度のドラッグストア業界の全体売上高は、前年比5.6%増の9兆2022億円、全体店舗数は前年比957店舗増の2万3041店舗となった。ドラッグストア業態の今後の展望について考察していく。

健康志向、デジタル化が進み、
商品展開やサービス内容に変化

 2024年の国内ドラッグストア市場は、コロナの収束や少子高齢化、デジタルの進展などを背景に成長を続けている。

 コロナ収束後のドラッグストア市場では、自宅ケア商品の需要の増加や、健康志向へのシフトといった変化が見られる。

 外出が制限され、美容サロンやフィットネスジムに行く機会が減少した消費者のニーズに応え、ドラッグストア各社は自宅ケア用品の品揃えの強化を図った。

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