2010年夏の猛暑が店頭に起こした化粧品・日雑品の異変を検証

カンタンに言うと

2010年夏の猛暑が店頭に起こした化粧品・日雑品の異変を検証

悩み対応商品が序盤から加速、殺虫剤も一時的な品薄状態に

 猛暑の序盤だった2010年6月、ユースキン製薬(本社=川崎市)は看板商品「あせもクリーム」の月次売上げが前年同月比70%増となるなど、早い段階から今夏に吹く増収の追い風を実感していたことを明らかにしている。さらに、夏本番へ突入した7月以降は同商品の売れ行きが加速した。

 7月は第1週だけで前年同月1カ月分の総出荷量をクリアするなど店頭の需要が急騰するなか、中心的ユーザーの母親世代に分け入って買い求め始めた男性客へのアイキャッチを高めたい小売店から「『サラリーマン向けの店頭掲示物が欲しい』という要望があった」(同社) など、同商品の需要急騰は販売店スタッフの意欲を喚起する副次的効果もあったという。

  「あせもクリーム」は平均気温が上昇すると店頭売上げも急増するという販売セオリーがあり、前月との月間平均気温差が5.7℃に達した2008年7月にも欠品を起こすなど、悩み対応における“夏の定番”として役どころを確立している。

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