東洋新薬、健食素材「葛の花エキス」を化粧品に応用へ

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東洋新薬、健食素材「葛の花エキス」を化粧品に応用へ

 化粧品受託製造業を展開している東洋新薬はこのほど、同社が従来から健康食品素材として活用している「葛(くず)の花エキス」にコラーゲン保護と美白の両作用があることを解明したと発表し、今後にかけて化粧品の開発力を強化して提案の幅を広げる方針を明らかにした。

 葛の花部からの抽出物が含むイソフラボンとサポニンの特徴成分について、同社は現在までに経口摂取による体脂肪低下作用や肝機能改善のほか二日酔い予防作用を確認していたことに関連し、美容に気遣う女性に向けた化粧品原料として応用する道筋を模索していた。
 

 検証作業の1つを紹介すると、コラーゲン保護作用を確認するため美肌の“天敵”にあたるコラーゲン分解酵素のコラゲナーゼに着目し、これを阻害する作用を葛の花エキスに求めた。

 蛍光基質溶液を使った方法で葛の花エキスがコラゲナーゼの活性に与える影響を調べたところ、同社が立てた仮説どおりの結果が得られたほか、葛の花エキスに含まれるイソフラボン(葛の花イソフラボン)は大豆イソフラボンに比べ、濃度により最大で1.6倍のコラゲナーゼ阻害作用があることを突き止めた。

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